1月新年会

10月例会

いすみ市桑田里山

訪問日：　2017年10月15日（日）　　雨

参加者：　　老　原　崎　保　藤　平　奈　　　　　　担当　崎

外房線、長者町駅 10時：　タクシーで土楽の里駐車場へ、→前玉神社　→桑田里山案内
　　　　　　　→江澤代表宅へ　→邸内のお部屋、展示作品ご紹介　→囲炉裏端にて特製弁当昼食
　　　　　　　→海の生き物スライドショー　→太東駅へ送っていただいた

お世話になった、いすみ市の「桑田里山の会」のＨＰは以下です。
　　　http://www.milmil.cc/user/kuwasato/　　　　

【観察会報告】　（木もれ陽）　　

　2014年に、いすみ市はコウノトリ誘致作戦の一環としてコウノトリの絵画展を開催しました。その時、桑田里山にご案内いただき、多くの方が里山の保全に関わっている姿を拝見しました。自然を生かし里山を見事に活用されている様子、いつか我フローラサクラのメンバーにも紹介したいと思っていました。
　この度、事務局川口和也様のご案内でそれが実現しました。当日は雨でしたが豊かな自然の中で様々な植物を観察することが出来ました。美しく整備された里山の状況からそれぞれの季節の様子を想像することが出来て、会の皆様の里山に寄せる愛情が地面から湧き上がってくるようでした。

　昼食はフィールド内の傘亭でと考えていましたが、代表の江澤嘉彦様のご好意で囲炉裏のある古民家に変更。優しい囲炉裏の暖かさに包まれながら、楽動会安藤様の美味しいお弁当に舌鼓を打つことが出来ました。また、江澤夫人お手製の大変手のかかる栗の渋皮煮を食後の甘味にご用意いただき、心温まるご接待を受けました。囲炉裏の脇にはお土産のお菓子がほほ笑んでいました。
　食後、いすみで活躍されている大藪様により様々な美しい海の生き物をスライドショーで解説していただきました。
　コウノトリはまだ定住していないようですが、いつの日かいすみの自然・いすみの人々の優しさに気づき新居を構えてくれると思います。
　コウノトリは幸せを呼ぶ鳥です。コウノトリのご縁で私達に素晴らしい一日をプレゼントしていただきました。

【アルゼンチンパンパスグラス】　　（やみなべ）　　

　一般道路から桑田里山につながる広場に、見慣れないけど立派なススキのような草があった。
ご案内をいただいた方に聞くと「アルゼンチンパンパスです」と答えてくれた。
帰ってから調べると、和名はシロガネヨシとも云い、明治時代に庭園の観賞用に移入
されたとのこと。
南米の乾燥した大草原から、湿潤ないすみに移り住みながら、長い年月に耐え、堂々
と生きている姿に感銘した。.

【長者町駅】　（若葉の海）

　ＪＲ千葉駅から外房線の電車に乗り約１時間のところに長者町駅がある。今回の「桑田里山」観察会スタート場所は縁起の良い地名の駅だった。

因みに、駅名（地名）の由来をネット情報から得たので、以下に紹介する。（ネット引用）

「一帯に柴胡（さいこ）という草が一面に茂っていたことから柴胡原と呼ばれ無人であったが、江戸から房州へ向かう旅人の宿泊地として旅館や商店が現れ、房総の宿駅として発展した。万治年間に家数35軒ほどとなったのを機に、領主阿部播磨守に願い出て町となり、領主の邸が江戸下谷の長者町にあったことから「長者町」と名付けた。　明治22年町村制施行により、江場土郷、臼井郷（井沢、三門、東小高）を合併し、「旭町」としたが、下総の旭町（現旭市）と混同しやすいことから、明治33年再び長者町と改め、昭和28年中根村と合併し、長者町となった。

　縁起良し　長者町駅　足標す
　　　

【写真と五七五】　（若葉の海）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１．前玉神社：　　　前玉（さきたま）と　呼ばれし神社　地元神
　

２．桑田里山：　　　山再生　アンズの花咲く　里山に

３．サルオガセ（地衣類）：　樹皮に着き　糸状懸垂　軽業師

４．ツリガネニンジン：　　　釣鐘に　光り輝く　ひと雫

５．トキリマメ：　　　真っ赤豆　豆果が弾け　黒い種

６．トリカブト：　　　　毒花に　似合わず染し　青紫色

７．ノコンギク：　　　野に咲いた　長寿幸福　花言葉

８．イヌビワ：　　ビワでなく　イチジク仲間の　実は熟す

９．囲炉裏：　　　　懐かしの　囲炉裏の炎　身が和む

１０．格子窓：　　　　　洒落た窓　自然の姿　絵に映る

１１．特製弁当：　　　おもてなし　手作り弁当　囲炉裏端

【こんな観察会話も】　　（ＯＢＡ）

おっと、今時珍しい懐かしのホーロー看板だ。鉄っちゃんには垂涎。

トイレとは思えないしゃれた外観だなあ

何と読むか分かりますか？奥多摩の反対だからですよ、と川口案内人

濡れて一段と鮮やかだなあ

この目の細かいネットは完全無農薬栽培の為です

足元にはたくさんの銀杏が

サルオガセの先にはきれいな水滴が

大切に手入れされた立派なホトトギス

エノコログサに水滴がついて

タラノキは太くなっても幹にとげがあります

サネカヅラの実も赤くなりだした

雨に濡れてムラサキシキブの色も鮮やか

淡い紫色のミツバアケビ

元医院だったという歴史を感じさせるお屋敷を案内していただきました、

季節の草花がお迎え

石油ランプ。幼いころにあったあった懐かしい、というメンバーもいました

この背負子は曾おばあさんが実際に使ってたものに手を入れたものだそうです

これも使われたのは明治期でしょうか

想い出のある着物地を使って現代風の素晴らしいキルトに

これあったあった、何故穴が開いているか分かりますか

素晴らしい細工の格子

食べるのがもったいない、房総の伝統郷土料理「太巻き祭りずし」

食後は、大藪さんの海の生き物たちの素晴らしいスライドショー

この魚もかわいい

帰りは太東駅まで送っていただきました。お世話になりました、どうもありがとうございました。